緊急事態宣言が解除され、外出自粛が徐々に緩和されてきました。
緊張状態からはいくぶん解放されましたが、まだまだ予断を許さない状況が続きます。
働き方においても、今後もテレワーク(在宅勤務)を継続する企業が多くなることと予想されます。
中には、出社する社員と、テレワークを行う社員に分かれて業務を行うという形態も増えているかもしれませんね。
特に、管理職の方が出社する場合、テレワーク中の部下とのやり取りには工夫が必要になってきます。
テレワークのペースが掴めるようになると、在宅の方がむしろ、仕事を効率的に進められるということに気づく人も増えているのではないかと思います。
報道でも、在宅勤務を実施した人に対する調査で、「満足」「おおむね満足」と回答した人が半数を超えたと伝えていました。
一方で、テレワークが長くなると感じるようになるのが
誰かと話したい・・・!
という思い。
仕事に集中できる反面、黙々と取り組むあまり、孤独を感じるという人が少なくありません。
オンラインミーティングで話す機会はあるものの、隣席の同僚とちょっとした雑談をしたり、休憩室で他愛のない会話をするといった、「社内での当たり前の光景」は、テレワークではなかなか実現できません。
そんな孤独感を解消すべく、弊社内や、弊社の在宅秘書さんが勤務する企業様では、チャットツールの中に「雑談」というテーマのチャットルームを設けています。
「雑談」チャットルームでは、プライベートに関する出来事や、仕事の愚痴(笑)などを、スタッフが思い思いに呟いています。
誰かの呟きに誰かが反応し、時にはちょっと盛り上がったりして、良い気分転換になります。
また、そういった雑談がきっかけとなり、社内にいる時以上に、スタッフの仲間意識や一体感が生まれるというメリットもあると思います。
もちろん、雑談が止まらなくなってしまうと、逆に業務に支障をきたすため、メリハリや節度は必要です。雑談チャットをうまく活用するには、その辺りのセルフコントロールを各自が意識しなければなりません。
チャットが難しそうであれば、1日か2日に1回、「オンライン休憩タイム」を設けるのもおすすめです。
10分ほどの短い時間で、お互いの近況を聞き合うだけでも、同僚や上司、部下の様子が分かり、社内にいる時と同じような関係性を保つことができます。
雑談の中から、モチベーションの低下が感じられた部下には、別途個別に面談を実施してみても良いのではないでしょうか。
雑談など、業務と無関係な事柄については、部下からはなかなか提案しづらいものです。
管理職から、積極的にこのような声掛けを行うことにより、オフィスと自宅という離れた環境にあっても、変わらずに組織の連帯を図ることができます。