【事務系在宅ワーク】現役秘書の声から学ぶ、企業とよい関係を築くためのヒント

在宅秘書になるために

在宅でできる仕事を探していると、「自宅で働けるのは魅力的だけれど、実際に仕事をする上で、どんなことが大変なのだろう?」と気になることはありませんか?

通勤の負担がなく、自分の生活に合わせて働きやすい在宅ワーク。
一方で、会社に出勤する働き方とは違い、相手の様子が見えにくいため、仕事の進め方やコミュニケーションに工夫が必要になることもあります。

当社では、企業様と在宅秘書さんが長くよい関係を築きながら仕事を続けられるよう、日々さまざまなサポートを行っています。
今回は、実際に企業様のもとで働いている在宅秘書さんに、「ここだけの話だけれど、本当は企業様へ言いたいこと」というテーマでアンケートを実施しました。

普段はなかなか聞くことのできない、現役秘書さんの声。
そこから見えてきたのは、在宅で働くことの難しさだけではなく、企業様との信頼関係や、長く仕事を続けるためのヒントでした。

「言いたいことはありません」という回答が意外にも多数!

実は、今回のアンケートでは「ここだけの話」とあえて本音を聞いてみたので、さまざまな要望や不満が寄せられるのではないかと、少しドキドキ(笑)していました。

ところが、意外にも多かったのが
「特にありません」
「考えてみましたが、ありませんでした」

という回答でした。

もちろん、回答しなかった方の気持ちや、「特にない」と感じた理由までは分かりません。それでも、私たちとしては嬉しい結果でした。
なぜなら、日頃から企業様とコミュニケーションが取れていて、気になることがあれば必要なときに伝えられる関係ができているのかもしれない、と感じたからです。

在宅秘書の仕事は、企業様から依頼された業務をただこなすだけではありません。
仕事の進め方を相談したり、分からないことを確認したり、ときには周囲との認識をすり合わせたりしながら、一緒に仕事を進めていきます。

その中で、気になることを率直に話せる関係が築けているとしたら、とてもよいことですよね。

一方で、今回のアンケートには、仕事をするなかで感じる小さな悩みや、より働きやすくするための要望も寄せられました。
どれも決して特別な問題ではなく、むしろ、在宅で仕事をするなら知っておきたいことばかりです。

在宅で働く中で、気になることが出てきたら?

1.連絡がないとき、どうすればいい?

在宅秘書さんからは

  • 業務予定日に仕事がない場合は、一言知らせてほしい
  • 確認したいことがあっても、返事が来るまで仕事を進められないことがある

といった声が寄せられました。

例えば・・・

今日は仕事があると思って予定を空けていたのに、依頼が来ない。
担当者に確認の連絡をしたけれど、なかなか返事がない。

そんな状況では、他の予定を入れてよいのか迷ってしまいますよね。

とはいえ、企業様も多忙で、すぐに返事ができないことはあります。必ずしも、秘書さんへの連絡を軽視しているわけではありません。

こうしたときに大切なのは、相手の返事をただ待ち続けるのではなく、仕事の進め方を相談しておくことです。

例えば、作業予定日に依頼がない場合の確認方法や、返事を待っている間に進めてよい業務、急ぎの確認が必要な場合の連絡方法などを、事前にすり合わせておくと安心です。

ただし、こうしたルールは自分だけで決められるものではありません。
企業様の業務の進め方もありますので、相談しながら、お互いに無理のない方法を見つけていくことが大切です。

2.仕事が少ないとき、自分の役割が分からなくなる

  • 仕事の依頼が少ない時期が続くと、今後も仕事を任せてもらえるのか不安になる
  • 自分にどのような役割を期待されているのか分かりにくい

といった声もありました。

在宅秘書は、企業様の状況によって業務量が変わることがあります。
繁忙期には依頼が集中しても、落ち着くと仕事が少なくなることもあり得ます。
また、企業様が一時的に自分で業務を進めていたり、新しい事業の準備をしていたりすることもあります。

仕事が少ないと、「自分は必要とされていないのでは?」と感じてしまうかもしれません。
しかし、依頼が少ないというだけで、自分の仕事ぶりが評価されていないと判断するのは早計です。

そんなときは、今後の見通しや、自分に期待されている役割について確認してみるのも一つの方法です。

「今後、私が担当できそうな業務はありますか?」
「これまで担当していた業務は、引き続き対応したほうがよいでしょうか?」
など、具体的に尋ねることで、企業様の考えが分かることもあります。

もちろん、希望しただけで仕事が増えるとは限りません。企業様側にも事情があるため、すぐに明確な回答を得られない場合もあります。

それでも、自分がどのように働きたいのか、どのくらいの業務量を希望しているのかを伝えておくことは、今後の働き方を考えるうえで大切です。
また、それらを伝えることにより、企業様にとっても、あなたの役割や今後任せたい業務についてあらためて考えるきっかけとなります。

3.仕事の内容と報酬のバランスが気になる

今回のアンケートでは、「報酬について考えてほしい」という声も寄せられました。

仕事を始めた当初よりも担当業務が増えたり、専門的な知識やスキルが必要になったりすれば、「今の報酬は仕事内容に見合っているだろうか」と気になるのは当然のことです。
また、物価上昇などによって、収入について考える機会が増えたという方もいらっしゃるようです。

報酬について相談するのは、決して悪いことではありません。
ただ、報酬の決まり方は契約内容や企業様の方針によって異なります。希望を伝えれば必ず変更される、というものでもありません。

当社では、報酬について企業様へ相談する際には、現在担当している業務や責任の範囲、業務を通じて身につけたスキル、これまでの実績などをあらかじめ整理しておくことをお勧めしています。

「報酬を上げてほしい」という希望だけでなく
「このような業務まで担当できるようになりました」
「今後はこうした仕事にも対応できます」
など、自分が提供できる価値を具体的に伝えることが、話し合いのきっかけになります。

在宅秘書に必要なのは、仕事のスキルだけではない

今回のアンケートでは、他にも

  • 業務で使用するスマートフォンの扱い
  • 仕事の窓口・指示系統の分かりにくさ
  • 作業依頼のタイミング

など、さまざまな声が寄せられました。
このような悩みは、在宅秘書として働く中で、誰もが直面するとは限りません。企業様の体制や業務内容、担当者との関係によっても異なります。

ただ、共通しているのは、仕事をスムーズに進めるためには、業務スキルだけでなく、コミュニケーションの力も必要だということです。

相手の状況を考えながら確認すること。
分からないことをそのままにせず、質問すること。
自分の希望を伝えるときには、相手を責めるのではなく、解決策を一緒に考えること。

こうしたことは、最初から誰もが簡単にできるわけではありませんし、相手との関係や伝える内容によっては、どう切り出せばよいか迷うこともあると思います。
それでも、少しずつ経験を積みながら、自分に合った伝え方や仕事の進め方を身につけていくことはできます。

また、コミュニケーションは秘書さんだけが努力すればよいものでもありません。
企業様にも、業務内容や期待する役割を伝えたり、必要な情報を共有したりすることが求められます。

お互いに歩み寄ることで、安心して仕事を続けられる関係が生まれていくと、私たちは考えています。

自分らしく長く働ける在宅秘書を目指して

在宅で働くことには、通勤時間を減らせる、自分の生活に合わせて働きやすいといった魅力があります。
一方で、相手の様子が直接見えないからこそ、仕事の進め方やコミュニケーションについて、自分から確認したり相談したりする姿勢も大切になります。

今回のアンケートで「特にありません」という回答が多かったことは、私たちにとって嬉しい発見でした。
企業様と秘書さんが、お互いに気持ちよく仕事を進められる関係を築けているのなら、それは理想的なことです。

また、気になることや改善してほしいことがあったとしても、問題を一人で抱え込まず、相手と相談しながら解決する方法を考えていくことができるのであれば、それほど大きな問題へ発展することはないように思います。

とはいえ、実際に仕事を始めてみると
「企業様にどう伝えたらよいのだろう?」
「こんなことを相談してもいいのかな?」
と迷う場面も出てくるかもしれません。

当社では、在宅秘書としてお仕事を始めた後も、皆さんが安心して仕事を続けられるようサポートしています。
企業様とのコミュニケーションや仕事の進め方など、困ったことや迷うことがあればご相談いただけますし、よりよい関係を築きながら長く働いていくためのアドバイスも行っています。

在宅秘書は、パソコンさえあれば誰でも簡単に続けられる仕事、というわけではありません。
業務に必要なスキルを身につけることに加え、人と信頼関係を築き、仕事を進めていく力も求められます。

だからこそ、一人ですべてを解決しようとするのではなく、必要なときには周囲の力も借りながら、少しずつ経験を積んでいくことが大切です。

「これから在宅秘書として働いてみたい」と考えている方は、業務内容や働く条件だけでなく、「どのような相手と、どのような関係を築きながら働きたいか」という視点も、ぜひ大切にしてみてください。

トップへ戻る